IoT-Engineとは
IoT-Engineは、坂村健トロンフォーラム会長が提唱する「アグリゲート・コンピューティング」を実現するためにトロンフォーラムで標準規格を定めた、オープンなIoTのための標準プラットフォーム環境です。IoT-Engineの標準規格では、基板上のコネクタとMPUに搭載するオペレーティングシステム(OS)が定められているほか、インターネット上のクラウドサービスに接続する機能を必須要件としています。IoT-Engineに搭載するOSは、トロンフォーラムがオープンソースとして公開している「μT-Kernel 2.0」です。2017年12月現在、東芝マイクロエレクトロニクス、ルネサス エレクトロニクス、Nuvotonなど半導体メーカー7社がIoT-Engineを提供しています。
IoT-Engineの応用例
IoT-Engine開発キット
「IoT-Engine開発キット」(ユーシーテクノロジ株式会社製 TX03 M367 IoT-Engine starter kit)は、「IoT-Engine」対応のIoTデバイスを開発評価するためのプラットフォームです。
ボード表面
IoT-Engine 教育&実習パッケージ
「IoT-Engine 教育&実習パッケージ」は、組込み教育で実績のある「リアルタイムOS 教育&実習パッケージ」をベースに、実行用ボードとしてIoT-Engineを採用し、IoT関連の講習用スライドや例題プログラムなどの教材を追加、IoTの応用システムや関連機器の開発にも対応したものです。リアルタイムOSからIoT応用システムまで、シームレスなカリキュラムで学習できます。
スマートIoTコントローラ
「スマートIoTコントローラ」は、スマートフォンなどのブラウザの画面から、IoT-Engineを使ったIoTエッジノードの機器を操作できるIoTソフトウェアです。お客様の開発するIoTエッジノードの開発期間や開発コストを大幅に圧縮することが可能となります。
「スマートIoTコントローラ」のシステム構成例
「スマートIoTコントローラ」の操作画面例